扁平足の対策と治療法
米国では約25%の人が扁平足です。多くは先天的に足の土踏まずが低く、怪我や加齢で後天的に発症するケースも少数です。軽度の場合は日常生活に大きな支障はありませんが、重度になると歩行困難や足の痛みなど深刻な障害につながることがあります。治療は大きく「保存的治療」「インソール(矯正装具)」「手術」「予防」の4つに分けられます。
保存的治療
まずは整形外科や足病専門医に診てもらい、正確な診断を受けることが重要です。MRI、CT、X線などの画像診断が一般的に用いられます。軽度の扁平足では、以下の保存的アプローチが推奨されます。
- 足に合わせて作製したオーダーメイドシューズの着用
- 炎症を抑える鎮痛・抗炎症薬の服用
- 足底筋群を強化するエクササイズ
- 必要に応じたギプス固定や手技療法、サポートスプリントの使用
インソール(矯正装具)
保存的治療で効果が不十分な場合、足底に装着するインソールで矯正します。市販のインソールは一般的な足型に合わせて作られているため、扁平足には効果が薄いことが多いです。患者ごとに足形を測定し、足底アーチを適切に支えるカスタムインソールを作製することがポイントです。装着感が快適であることも、長期使用の重要条件となります。
手術
保存的治療やカスタムインソールでも症状が改善しない場合、手術が検討されます。手術は最後の手段として、他の治療法が無効と判断されたときにのみ行います。手術の内容は、足底アーチの再建や靭帯・腱の修復など、症状の重症度に応じて選択されます。高齢者に対しては、術後の回復リスクが高くなるため、手術は通常推奨されません。
予防
後天的に扁平足が進行しないようにするための予防策として、以下が有効です。
- サイズが合い、足底サポートがしっかりした靴を選ぶ
- 足底アーチをサポートするインソールや足底パッドを使用する
- アキレス腱が硬くなる場合は、ストレッチや強化トレーニングで柔軟性を保つ
- 後脛骨腱機能不全が原因の場合は、抗炎症薬、ブレース、インソール、適切な靴、安静・固定を組み合わせた治療を行う
- 重度の場合はギプスやキャストで足を固定し、回復を促す
