末梢血塗抹標本とは:定義・目的・解析

概要

末梢血塗抹標本は、血液をガラススライド上に薄く広げ、染色して顕微鏡で赤血球・白血球・血小板の形態を観察できる検査です。細胞のサイズ・形状・色調や数の異常を評価し、貧血や白血病、血小板減少症などの診断に利用されます。

作製手順

1. 採血した血液を1滴、スライドに置く。
2. スプレッダー(別スライド)で血液を均一に広げ、薄い層を作る。
3. Wright染色液で染色し、血球成分をそれぞれ異なる色に顕在化させる。

Wright染色の結果

・赤血球:細胞質がピンク~オレンジ色に染まり、核は見えない。
・白血球:細胞質は淡い青色から濃い紫色までタイプにより変化し、核は濃い紫色で明瞭に観察できる。
・血小板:淡い紫色から濃い紫色の小さな点またはしぶき状に見える。

診断での活用例

形態評価により、以下のような疾患の有無を判断できる。

  • 貧血:赤血球のサイズや形状の異常
  • 白血病:白血球の数や形態の異常
  • 血小板減少症:血小板の数や形態の変化

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