スピードボール(ヘロインとコカインの混合)とは何か
スピードボールは、ヘロインとコカインを同時に注射する薬物の俗称です。ハーバード医科大学によれば、この組み合わせは単独使用よりもはるかに危険で、依存度も高くなるとされています。
コカイン
コカインは刺激薬で、鼻から吸う、注射する、または喫煙することができます。注射や喫煙は血流にすぐに届き、効果が急速に現れます。エネルギー増加や陶酔感が得られますが、効果は数分から30分程度と短く、心臓疾患、鼻血、イライラなどの副作用が生じます。
ヘロイン
ヘロインはオピオイド系の薬物で、注射、吸引、喫煙が一般的です。使用者は強い陶酔感と意識のぼやけを経験しますが、極めて依存性が高く、心臓感染症、肝腎障害など深刻な健康被害をもたらします。コカインと併用することで、これらのリスクはさらに増大します。
離脱症状
米国国立薬物乱用研究所は、ヘロインとコカインの使用後に不安、筋肉・骨の痛み、不眠、下痢、嘔吐、寒気、偏執感、激しい痛みなどの離脱症状が現れると報告しています。また、使用停止後も長期間にわたり渇望や依存が続くことがあります。
法的取り扱い
米国ではコカインとヘロインの所持・使用は違法です。スピードボール使用者は、単独の薬物所持と同等の罰則を受ける可能性があり、罰金や禁固刑が科せられます。
感染症のリスク
スピードボールは注射が前提となるため、針の共有が頻繁に行われます。これによりHIVやB型・C型肝炎など血液感染症に罹患するリスクが大幅に高まります。感染症は生活の質を著しく低下させ、最悪の場合は死亡に至ります。
