処方薬乱用の実態
米国では処方薬の乱用が着実に増加しています。2006年の全国薬物使用・健康調査によると、12歳以上の米国民1600万2000万人が前年に非医療目的で処方薬を使用したと報告されています。
青少年の乱用
米国国立薬物乱用研究所(NIDA)の2007年「Monitoring the Future」調査では、12年生の約9.6%がビコディンを、7.5%が覚醒剤系薬剤を乱用したと報告されています。
主に乱用される処方薬
- オピオイド系(ビコディン、オキシコンチン)
- 中枢神経抑制剤(バリウム、ザナックス)
- 覚醒剤系(リタリン、アデロール)
リスク
オピオイドや覚醒剤の乱用は、依存、過剰摂取、けいれん、呼吸抑制、死亡、アルコールや他の薬物との併用による危険な相互作用を引き起こす可能性があります。中枢神経抑制剤は極めて依存性が高く、離脱症状は重篤で、医師の管理下での治療が必要です。
研究
米国国立薬物乱用研究所(NIDA)は、ヒトと動物の研究を通じて、将来の患者に対し乱用リスクを最小限に抑えた治療法を開発しています。また、慢性疼痛患者が薬剤に依存しないようにする予防策の研究も進めています。
治療
処方オピオイド依存症の治療には、ナルトレキソンやブプレノルフィンを用いた薬物療法と行動カウンセリングの併用が有効です。中枢神経抑制剤の離脱は医療監督下で行い、覚醒剤依存は主に行動療法で対処します。
