位置めまい(良性発作性頭位めまい症)の治療法
良性発作性頭位めまい症(BPPV)は、起きているときや座っているときに頻繁にめまいを感じる状態です。内耳にある小さな炭酸カルシウム結晶(耳石)が異常な位置に移動し、頭の位置が変わるたびに刺激を受けることでめまいが生じます。主な症状はめまい、バランス感覚の低下、軽い頭重感、吐き気などです。
必要なもの
- 枕(複数枚)
- 乗り物酔い用の薬(市販の制吐薬など)
- 水分(十分な水)
治療・対策手順
就寝時は枕を2枚以上重ねて頭を高く保ちます。枕の枚数は自分に合うものを試して調整してください。
朝起きたらベッドからゆっくり起き上がります。足をベッドの端に下ろし、1〜2分間座ってから足を床に置き、急に立ち上がらないようにします。
十分な水分を摂取し、脱水を防ぎます。また、床に転倒の危険があるものがないか確認し、頭や体を急に動かさないように心がけます。
日中はできるだけ背筋を伸ばして座る・立つようにします。床に落ちたものを取るときは、腰を曲げずに他の人に頼むか、膝を曲げて持ち上げます。仰向けになる姿勢はできるだけ避けましょう。
乗り物酔い用の薬を指示通りに服用し、吐き気を抑えます。美容院や歯科医院など、長時間仰向けになる場所への受診は控えます。
耳石を元の位置に戻す「エプリー法」を行います。椅子またはベッドに座り、頭を右側に45度回転させた状態でベッドに仰向けになり、30秒以上キープします。
続いて、頭を左側に回転させたまま右側に横向きに寝ます。再び30秒以上保持し、左右交互に同様の姿勢を取ってそれぞれ30秒以上キープします。
上記の対策を継続しても症状が改善しない場合は、耳鼻科で専門的なリハビリテーション(姿勢変換法)を受けることをおすすめします。
