コレステアトーマ(胆管腫)の原因
慢性中耳炎
コレステアトーマの最も一般的な原因は、長期間続く中耳炎や耳管(ユースタキオ管)の機能不全です。耳管は中耳と鼻咽腔をつなぎ、圧力を調整しますが、機能が低下すると中耳内が負圧になり、鼓膜の一部が内側へ吸引されます。この慢性的な吸引により嚢が形成され、そこに古い皮膚細胞やコレステロール、その他の老廃物がたまり感染を起こします。
鼓膜穿孔
鼓膜の穿孔は、長期の中耳炎や外傷によって起こります。穿孔があると、鼓膜表面の皮膚が中耳へ侵入し、コレステアトーマの形成につながります。
先天性欠損
先天性コレステアトーマは、出生時に皮膚の残骸が中耳に閉じ込められることで発生します。稀なケースですが、放置すると聴覚障害が深刻化します。
主な症状
- 耳からの悪臭を伴う分泌物
- 耳の圧迫感や痛み
- めまい
- 進行すると難聴
治療法
軽度の場合は抗生物質で炎症を抑えることがありますが、多くは外科的に嚢を除去する手術が必要です。
