補聴器のメンテナンスと長持ちさせるコツ

最新のデジタル補聴器は高感度の電子部品で構成され、音質が大幅に向上しています。しかし、適切なメンテナンスを行えば故障の多くは防げます。主なトラブルは湿気や耳垢の蓄積です。正しく手入れすれば、補聴器は7年以上使用できることもあります。

日常の基本ケア

  • 装着したらすぐに本体とイヤーモールドを目視でチェックし、乾いた柔らかい布で拭き取ります。水や液体クリーナーは絶対に使用しないでください。
  • 使用しないときはバッテリードアを開けておき、自然乾燥させます。作業はタオルなどの柔らかい面で行い、落下による衝撃から守りましょう。

イヤーモールドとチューブの洗浄

  • 耳垢や湿気は音の伝達を妨げます。イヤーモールドとチューブを本体から外し、ぬるま湯で軽くすすぎます。
  • 温かい石鹸水に約10分間浸し、汚れを緩めたら再度流水で洗い流します。綿棒や爪楊枝は使用せず、柔らかい布で乾かします。
  • チューブ内に水分が残る場合は、専用のエアブロワーで風を吹き込み完全に乾燥させます。チューブが硬くなっているときは交換時です。

注意すべき点

  • 湿気は回路を損傷させます。高温多湿やエアロゾルスプレーの使用は避け、入浴・シャワー・水泳時は必ず外してください。
  • ヘアスプレー、コロン、ヘアドライヤーの使用前にも取り外し、化学成分が内部に入らないようにします。
  • X線、CT、MRI などの医療診断装置の近くでも装着は控え、直射日光や閉め切った車内での高温環境も避けましょう。

バッテリーの取り扱い

  • 使用しないときは電源をオフにし、予備のバッテリーを常備してください。電池切れを放置すると漏れが発生し、機器を損傷します。
  • シールは装着直前まで外さず、電池を入れたらすぐに使用してください。バッテリー寿命は機種や使用頻度により異なりますが、一般的に4〜6週間が目安です。
  • 使用しないときは本体をケースに入れ、常温で乾燥した場所に保管します。

補聴器使用のメリット

  • 米国聴覚学会の調査(2007年)によれば、補聴器を使用することで社会的・心理的な生活の質が向上すると報告されています。

長持ちさせるための予防策

  • 3〜6か月ごとに専門家による点検・クリーニングを受けることをおすすめします。日常の清掃に加えて、専用のクリーニング用品や消毒グッズを活用すると効果的です。

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