繰り返す耳の感染症

国立聴覚・言語障害研究所によれば、子どもの約75%が耳の感染症と診断されます。中耳炎(otitis media)は、耳の中のチューブが詰まり、液体がたまることで細菌やウイルスが繁殖し感染を起こす状態です。慢性化したり繰り返し起こることがあります。

定義

繰り返す耳の感染症は、慢性中耳炎とも呼ばれ、米国国立医学図書館が定義するところでは、通常より長期間続く、または再発を繰り返す中耳の炎症を指します。慢性中耳炎は長期的な合併症や耳の損傷を引き起こす恐れがあります。

原因

慢性中耳炎の原因は多岐にわたり、耳の後方の骨感染、鼓膜からの持続的な排液、耳内の腫瘍、鼓膜組織の硬化、頭部外傷による内耳・中耳の障害などが挙げられます(米国国立医学図書館)。

症状

急性中耳炎と似ていますが、症状が長く続きます。主な症状は耳の痛み、体温が38℃以上の発熱、耳からの液体漏出、頭痛、食欲不振などです(メイヨークリニック)。

治療法

まずは抗生物質での治療が行われます。抗生剤が効果を示さない場合は手術が検討されます。一般的な手術は詰まった耳管をクリアにするもので、場合によっては一時的な耳管(チューブ)の挿入、鼓膜の修復、小骨の置換などが行われます。

合併症

中耳が損傷すると難聴につながります。早期に対処すれば難聴のリスクは低減できます。また、言語発達の遅れ、顔面麻痺、脳周囲の炎症、平衡感覚の障害なども報告されています(米国国立医学図書館)。

注意点

自己判断で薬を使用したり治療を試みるのは危険です。必ず医師の診断を受け、適切な治療方針を確認してください。耳から出血がある、激しい頭部・耳の痛み、嘔吐などの症状が出た場合は直ちに医療機関を受診しましょう。

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