原因

  • めまいは主に内耳にある前庭系の障害によって起こります。前庭系は体のバランスを保つ役割を担っています。脳の損傷が原因となることもあります。代表的なめまいの種類は、耳石のカルシウム沈着による良性発作性頭位めまい(BPPV)、細菌感染による前庭炎(ラビリント炎)、頭部外傷などです。

症状

  • 急に起こる方向感覚の喪失や身体の混乱感が最も顕著です。めまいに伴い、ふらつきやバランス・協調性の低下が起こります。嘔吐感や吐き気、視界のぼやけ、首の筋肉の痛みを訴えることもあります。症状は数分から数時間続くことがあります。

誘因

  • 特定の頭部の動きが前庭系のバランスを崩し、めまいを引き起こします。個人差はありますが、誘因が分かればその動作を避けるだけで発作の頻度を減らすことが可能です。時間とともに自然に改善するタイプもあります。

医療による治療

  • 原因に応じて、抗生物質や抗炎症薬、リハビリ体操、場合によっては手術が選択されます。良性発作性頭位めまいの場合は、耳石を元の位置に戻す「カナリスリポジショニング法(Epley法)」が行われます。必ず専門医の診断・指導のもと治療を受けてください。

自宅でできる対処法

  • 発作時は無理に動かず、座って安静にします。階段やはしごなど転倒リスクの高い場所は避けましょう。視覚固定法(遠くの一点を見続ける)を用いると症状が和らぐことがあります。医師と相談し、バランス訓練や呼吸法などの自宅エクササイズを取り入れると効果的です。