閉塞効果とは?原因・症状・対策
原因
閉塞効果は、外耳道が完全に塞がれることで起こります。多くの補聴器はこのように耳道を閉じます。声は骨伝導で耳に伝わり、耳道が塞がれると鼓膜と閉塞部の間に音が滞り、反射して鼓膜に戻ります。その結果、音圧が約20 dB上昇します。
症状・問題点
主な症状は自分の声がこもり、空洞やエコーのように聞こえることです。また、食べ物を噛む音が大きく感じられ、耳が圧迫されている感覚が生じます。これらの不快感により、補聴器の使用をやめてしまう利用者もいます。
通気口(ベント)
閉塞効果を軽減する一般的な方法は、イヤーモールドに通気口を設けることです。多くの補聴器は圧力ベントを備えていますが、効果は限定的です。より大きな開口部を作ると閉塞感は減りますが、フィードバックや低周波音の漏れが発生しやすくなります。
完全装着型(CIC)
通気口を使用しない代替策として、CIC(完全装着型)補聴器があります。これは鼓膜に近い位置に装着し、骨伝導によって生じる振動が耳道内に入らないようにする設計です。
関連する問題:アンプルージョン
閉塞効果と似た症状を引き起こす別の問題として「アンプルージョン」があります。これは低周波帯域の増幅が過剰になることで、音がブーミング(こもる)に聞こえる現象です。耳道が閉じているわけではなく、増幅設定が原因です。
