子どもの耳からの排液:原因と対処法

識別

耳からの排液とは、耳道から出る液体のことです。多くは中耳炎による鼓膜の裏にたまった液体が排出されたものです。まれに、綿棒など鋭利なものによる耳道壁の擦過で血液が出ることもあります。

解剖学

外耳から鼓膜までの耳道は約26mmの管です。鼓膜の向こう側は中耳で、空気腔と3つの小骨(耳小骨)から構成されます。中耳はユースタキア管につながり、鼻や喉の奥へと通じています。

原因

子どもが中耳炎(急性中耳炎)になると、ウイルス(風邪)や細菌感染により中耳が炎症を起こします。炎症により液体がたまり、圧力が高まると鼓膜が破れ、液体が耳道へ排出されます。

症状

主な症状は耳の痛みと聴力低下です。細菌性の場合は発熱がみられ、排出された液体に異臭がすることがあります。

治療

通常は抗生物質と鎮痛剤(例:小児用タイレノール)を処方します。小児科医は2〜3週間後に再診し、感染が治まり鼓膜の穴が治癒したか確認します。慢性化や鼓膜が治らない場合は、耳鼻咽喉科専門医や聴覚検査のための聴覚士へ紹介されます。

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