蝸牛(かぎゅう)の機能とは?

蝸牛(かぎゅう)の機能

蝸牛は内耳にあるらせん状の器官で、音波を電気信号に変換し、脳へ伝達します。聴覚を司る重要な構造で、内リンパと呼ばれる液体(エンドリンパ)で満たされています。

主な機能

  1. 周波数分析:蝸牛内の基底膜は音の周波数に応じて位置が異なる振動を示すトノトピック配置となっており、音の高さ(ピッチ)を識別し脳に伝えます。
  2. 増幅作用:基底膜上の外毛細胞が音波を増幅し、電気信号に変換される前に音エネルギーを強めます。

蝸牛の構造

蝸牛は複数の重要部位から構成されます。

  1. 外耳:耳介と外耳道から成り、音波を集めて中耳へ導きます。
  2. 中耳:耳小骨(錘骨、砧骨、鐙骨)の三つの骨が音波を増幅し、内耳へ伝達します。
  3. 内耳:骨でできた迷路内に液体が満ちており、蝸牛が含まれます。蝸牛はらせん状の管で、鼓室階(scala tympani)、中室階(scala media)、前庭階(scala vestibuli)の三つの区画に分かれます。中室階はエンドリンパで満たされ、基底膜と毛細胞が配置されています。

蝸牛の機能は聴覚に不可欠であり、損傷や異常があると難聴や聴覚障害を引き起こす可能性があります。

耳と聴覚 - 関連記事