1.59 と 1.67 の眼鏡レンズ:屈折率の違いと選び方
眼鏡を選ぶのは大学の物理の授業ほど難しくあるべきではありませんが、レンズの違いを理解するのは意外に難しいです。レンズに記載されている「1.59」や「1.67」は、レンズ素材の屈折率(Index of Refraction、IR)を示しています。屈折率はレンズの厚さや重さに直接影響します。
屈折率とは
屈折率は光がレンズを通過するときの進む速度がどれだけ変わるかを表す指標です。屈折率が高いほど光は遅くなり、より強く屈折します。その結果、同じ度数でも屈折率が高い素材はレンズの厚さを抑えることができ、軽量化が可能です。
レンズ素材の違い
眼鏡レンズは主にガラス、プラスチック、そして耐衝撃性に優れたポリカーボネートの3種類があります。ガラスは最も硬い素材ですが割れやすく、重さはプラスチックの約2倍です。ポリカーボネートの屈折率は約1.59です。一方、圧縮加工されたハイインデックスプラスチックは屈折率が1.67と高く、一般的に「ハイインデックス」レンズと呼ばれます。
近視・遠視とレンズの厚み
近視(マイオピア)の方はレンズの中心が薄く、縁が厚くなります。処方はマイナス(‑)で表記されます。遠視(ハイパーピア)の方は中心が厚く、縁が薄くなり、処方はプラス(+)で表記されます。屈折率が高いレンズは、近視・遠視どちらの処方でも厚さと重さを抑えることができます。
価格について
屈折率が高くなるほど製造コストが上がり、レンズ価格も高くなる傾向があります。1.67 のハイインデックスレンズはコストパフォーマンスが良く、薄く軽いプレミアムレンズとして広く選ばれています。最高で 1.74 までのハイインデックスレンズもあり、眼科医や眼鏡店の専門家と相談しながら、個々の視力と予算に合った最適なレンズを選びましょう。
