凸レンズの作り方と手順
凸レンズは、遠視(遠くのものがはっきり見える視力)の矯正に使用されるガラスやプラスチックのレンズです。中部が厚く、端が薄い形状で、眼鏡レンズと同様の製造工程で作られます。レンズ製造は「研削」または「サーフェシング」と呼ばれ、光学ガラスやプラスチックのレンズブランクと専用の機械が必要です。
必要なもの
- レンズ研削機(サーフェシングマシン)
- ブロッキング機
- レンズブランク
手順
研削中にレンズが傷つかないよう、レンズブランクに保護フィルムを貼ります。この薄い粘着フィルムはレンズブランクをブロックに固定する役割も果たします。
保護フィルムの上に、溶解した鉛または特殊合金を用いてブロックをレンズに取り付けます。これを「ブロッキング」と呼び、金属形状をレンズ背面に接着します。ブロッキングは専用機で行います。
サーフェシング機の設定ダイヤルを、作りたい凸レンズの度数(屈折力)に合わせます。度数は0.25ディオプター単位で増減し、機種ごとに設定方法が異なるため、取扱説明書を確認してください。
ブロックが取り付いたレンズブランクを機械のチャックに装着し、ドアを閉めて機械を起動します。機械がレンズを研削し、設定した凸形状に成形します。
機械が停止したら(約30秒~1分)、レンズをチャックから取り出し、保護フィルムを慎重に剥がします。これで凸レンズの製作は完了です。
