トリフォーカルレンズの測定手順
概要
トリフォーカルレンズは、老眼が進行し中距離の視力補正が必要な患者向けのレンズです。老眼は「老視」とも呼ばれ、+2.00D 以上の加算が必要になることがあります。レンズの正確な位置合わせは快適な視力回復に不可欠です。測定に必要な項目は、瞳孔間距離(PD)、光学中心高さ(OC 高さ)、セグメント高さです。
必要な道具
- 瞳孔測定器(パピロメーター)またはミリメートル定規
- フレーム(眼鏡枠)
測定手順
-
瞳孔間距離(PD)の測定
- パピロメーターまたは定規を用いて患者の瞳孔間距離を測定します。PD は瞳孔または視軸の中心位置を決める基準です。
- 単眼測定(鼻の中心から右瞳、左瞳へ)または両眼測定(右瞳から左瞳まで)で測ります。
- 定規を鼻にしっかり当てて測定し、定規が傾くと誤差が生じます。
-
光学中心高さ(OC 高さ)の測定
- 患者に通常通りフレームを装着させます。光学中心高さは眼とレンズの位置関係から求めます。
- レンズ上に瞳孔中心を示す点を付け、視軸の位置を確認します。
- フレームの上端から下端までの垂直距離(B 値)を定規で測ります。
- 測定した B 値を半分にし、レンズの中央位置を求めます。瞳孔の点と半分の位置が 5 mm 以内に収まっているか確認します。
- 瞳孔の点からフレーム内側の下端までの距離を測り、これが光学中心高さです。
-
セグメント高さの測定
- 定規を垂直に置き、0 の位置を瞳孔の下端に合わせ、定規がフレームの下端まで伸びるようにします。
- 定規の 0 からフレーム内側の最下部までの距離を測ります。セグメント高さはレンズごとに異なり、瞳孔下端からフレーム下端までの距離が基準となります。
- 測定結果をミリメートルで記録します。一般的な範囲は 14 mm〜25 mm です。
