裏地付き二焦点レンズの課題と対策

40代になると、遠くを見るための眼鏡をかけたまま近くのものにピントを合わせにくくなる「老眼」の症状が出やすくなります。眼科医は、レンズの上部で遠距離、下部で近距離を見ることができる二焦点レンズ(バイフォーカル)を処方します。従来はベンジャミン・フランクリンが考案した線や区画が入ったタイプが主流でしたが、現在は線のないプログレッシブレンズ(累進レンズ)も一般的です。

焦点のジャンプ

線が入った二焦点レンズでは、遠距離から近距離へ視線を切り替えると、レンズの境界で急激に焦点が変わります。そのため、画像が「ジャンプ」したように感じることがあります。プログレッシブレンズは焦点が滑らかに移行するため、違和感が少なくなります。

レンズのラインが目立つ

従来型の二焦点・三焦点レンズは、レンズ上に明確な線や区画があるため、他人から見ても「二焦点眼鏡」だとすぐ分かります。見た目を気にする人にとっては、眼鏡が目立つ要因になることがあります。

首の動き(頭の揺れ)

線入りの二焦点レンズを使用すると、近くの対象を見るときにレンズの下部に視線を合わせるため、頭を後ろにすばやく動かす必要があります。特に対象が動くときは顕著です。この動作は周囲の人に違和感を与えることがあります。一方、プログレッシブレンズは焦点が段階的に変化するため、頭を大きく動かす必要が減ります。

反射像や逆さまの像

二焦点レンズの境界部分で、反射や逆さまに見える像が生じることがあります。眼鏡店でレンズの高さを調整したり、反射防止コーティングを施すことで改善できますが、調整が完了するまで不快に感じることがあります。

フレーム選びのポイント

二焦点・累進レンズは、遠距離と近距離の間に十分な移行領域が必要です。そのため、レンズの横幅やフレームの形状がレンズ設計に影響します。新しいフレームを選ぶ際は、レンズの有効エリアが確保できるかを眼科医に相談しましょう。調整可能な鼻パッドが付いたフレームは、初めて二焦点を使う人におすすめです。フレームが決まったら、医師が眼球測定を行い、顔に合わせたレンズを作製します。

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