薄暗い光で読むと視力が悪くなるという誤解と実際の影響

医学的な誤解

英国医学ジャーナル(BMJ)の調査では、薄暗い光で読むことが視力低下につながるという主張は「医療神話」トップ7に挙げられました。眼科医の合意として、暗所での読書が永久的な眼の損傷を引き起こすことはなく、一時的な目の疲れだけが起こり得るとされています。

目の疲れ

暗い場所で文字を読むと、瞳孔が拡大して光を取り込みつつ、文字をはっきり見るために収縮しようとするため、眼に混乱が生じます。その結果、乾燥感やかゆみ、視界のぼやけといった一時的な症状が現れます。これらは読書を中止すればすぐに改善し、長期的なダメージはないと医師は考えています。

議論は続く

古代の人々も暗い環境で読書していたことから、永久的な影響はないとする意見があります。一方で、暗所での読書や近距離での読書が繰り返し眼に負担をかけ、近視(近くが見えやすくなる状態)を進行させる可能性が指摘されています。BMJが取り上げたカリフォルニア大学サンフランシスコ校の眼科准教授ダグラス・フレドリック氏は、読書量の多い学者や幼少期に集中的に読書・筆記を行う子どもたちで近視の発症率が高いというデータを示し、この仮説は医学界で徐々に支持を得つつあると述べています。

光を確保しよう

永久的な視力低下の有無は議論が続くものの、目の疲れや不快感を防ぐだけでも十分な明るさで読書することが推奨されます。読書時は適切な照明を用意し、眼の健康を守りましょう。

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