エピフォラ(過剰涙)の原因

エピフォラ(過剰涙)は、涙の排出がうまくいかず、目から顔へと涙があふれ出す状態です。赤ちゃんや高齢者に多く見られ、自然な涙の過剰分泌だけでなく、点眼部からの粘液や膿様の分泌、まつげのべたつき、感染症などの症状を伴うことがあります。

涙道の閉塞

  • 鼻側に走る涙道が何らかの理由で閉塞すると、涙が正常に排出できずに目の涙嚢にたまり、過剰な涙や膿様の分泌が起こります。新生児は先天的に涙道が未発達で涙が多くなることがありますし、炎症や腫れで狭くなった涙道も閉塞しやすくなります。外傷、腫瘍、膜炎などの疾患が原因で起こる後天的な閉塞もあります。

ドライアイ症候群

  • 一見矛盾するように思える「ドライアイ」でも、涙の成分バランスが崩れると過剰に涙が分泌されます。涙は脂質層・水層・粘液層の三層構造で保護されていますが、ドライアイでは水層が中心となり蒸発が早く、潤いが不足します。その結果、目の刺激を和らげようとして過剰に涙が流れ、エピフォラを引き起こします。

その他の原因

  • 涙道閉塞やドライアイ以外にも、角膜の疾患、まつげの刺激、顔面筋の弱さや下まぶたのたるみなどが過剰な涙の原因となります。異物が眼内に入っていると、体はそれを洗い流そうとして大量の涙を分泌します。また、内向きに生えるまつげ(内反まつげ)、アレルギー反応、結膜炎などもエピフォラの症状を伴うことがあります。

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