目の視覚メカニズムと注意すべきポイント
機能
光はまず目の表面にある涙膜を通過し、角膜、前房、瞳孔、レンズ、硝子体、最後に網膜へと進みます。網膜は光情報を電気インパルスに変換し、視神経を経て脳の視覚中枢へ伝達します。
角膜は丸い形状をしており、光が通過する際に屈折させます。角膜が損傷すると、眼に入る光量が減少し視力低下を招くことがあります。
瞳孔は光の量を調節する開口部です。明るい環境では瞳孔が収縮し、暗い環境では拡大して光を多く取り込みます。
瞳孔の奥にある水晶体は、光の屈折角度を変えて網膜上に焦点を合わせます。加齢に伴う白内障は水晶体の透明度を低下させ、暗所での視認が困難になります。また、水晶体は紫外線をある程度遮断する役割もあります。
網膜は光化学反応が起こる部位で、杆体(ロッド)と錐体(コーン)が光を電気信号に変換します。カメラのフィルムに例えられるほど、網膜がなければ視覚は成立しません。
考慮すべき点
角膜、前房、瞳孔、水晶体、網膜、硝子体のいずれかが損傷すると、視覚障害が生じます。
注意点
涙膜が十分に眼表面を潤さないと、角膜が乾燥し視界がぼやけます。涙液分泌が低下する乾燥眼は、眼の刺激や視力低下を引き起こします。
合併症・主な疾患
代表的な眼疾患には、レンズが濁る白内障、眼圧上昇による視神経障害の緑内障、結膜炎(いわゆるピンクアイ)、網膜疾患などがあります。
豆知識
人は平均して1分間に約15回まばたきし、1回の瞬きは約100〜150ミリ秒続きます。
