硝子体手術の回復期間と注意点
回復期間に影響する要因
回復に必要な期間は、基礎となる疾患の重症度によって異なります。硝子体手術が必要となる代表的な疾患は、網膜剥離、糖尿病性硝子体出血、黄斑孔、上皮下膜、増殖性硝子体網膜症、異物除去、眼内炎などです。
目の保護シールド
手術後最初の1週間は睡眠時にプラスチック製の目シールドを装着し、手術後3日間は入浴時にも装着する必要があります。
うつ伏せ姿勢の維持
手術後最大3週間はうつ伏せで静止した状態を保つよう指示されます。これは、手術で眼内に注入した空気・ガス混合物が自然に硝子体液に置き換わり、適切に治癒するためです。
点眼薬の使用
術後数週間にわたり点眼薬を使用し、炎症抑制、感染予防、瞳孔瘢痕の軽減、快適さの確保、眼圧低下を図ります。
旅行の制限
手術後数ヶ月間は旅行を中止する必要があります。特に飛行機など気圧変化の大きい環境は、眼内に残っている空気・ガス混合物に危険を及ぼすため、医師の許可が出るまで飛行は控えてください。
全体の治癒期間
術後4〜6週間で大部分の治癒が進みますが、空気・ガスの完全な置換と視力の回復には数か月かかることがあります。定期的なフォローアップ受診が必須です。
