眼筋の疾患とその概要
眼球を動かす外眼筋は、脳の指令に従って眼球を回転させます。人間の眼には6つの外眼筋があり、これらに疾患が起こると視力や眼球運動に影響が出ます。
筋眼脳症(Muscle‑eye‑brain disease)
筋眼脳症は先天性のまれな疾患で、乳児期に眼筋が弱くなるほか、発達遅滞や知的障害、近視、脳室拡大(水頭症)などがみられます。遺伝子変異が原因とされています。
斜視(Strabismus)
斜視は眼筋が脳からの信号に正しく応答せず、眼球が正しい位置に合わせられない状態です。遺伝的要因や外傷が原因となります。治療法としては、眼鏡や眼鏡パッチの使用、眼筋エクササイズ、外科手術などがあります。
バーゼット病眼症(Graves’ ophthalmopathy)
バーゼット病は免疫系が甲状腺を攻撃する疾患ですが、同時に眼筋が腫れ上がり、眼球が突出するバーゼット病眼症を引き起こすことがあります。
外眼筋偽腫瘍(Extraocular pseudotumor)
偽腫瘍は炎症性の細胞増殖で、癌ではありませんが、外眼筋にできると眼窩や副鼻腔、さらには脳まで広がり、眼球が突出します。
軌道筋炎(Orbital myositis)
軌道筋炎は眼筋の炎症性疾患で、特に副鼻腔感染後に起こりやすいです。炎症により眼球が突出する症状が現れます。
