涙管感染(涙嚢炎)の概要と対策
概要
涙腺で産生された涙は、上まぶたと下まぶたの内側にある小さな管(涙嚢)を通って排出されます。この排出路が詰まると、管内で細菌が増殖し、涙管感染(正式名称は涙嚢炎)を引き起こします。
原因
- 副鼻腔炎や加齢による涙管の狭窄、炎症性疾患の既往。
- 鼻や目への外傷・外科的処置後に起こる二次的な閉塞。
症状
- 目からの過剰な涙液。
- 粘性のある分泌物や膿が出ることがある。
- 目の内側の赤み・腫れ・痛み。
- 場合によっては発熱を伴う。
診断
- 眼科医が涙嚢に圧迫を加え、排出された分泌物を培養し細菌を確認。
- 染色検査(フルオレセイン染色)で涙管の流れを観察し、感染の有無を判断。
治療
- 抗生物質の内服や点眼薬・軟膏で多くの感染は改善。
- 症状が慢性化・再発する場合は、涙管拡張手術(涙嚢鼻腔吻合術)などの外科的処置が検討される。
予防
- 手を清潔に保ち、目に触れる前に洗浄する。
- タオルや枕カバーなどのリネンは清潔に保つ。
- コンタクトレンズ使用者は、レンズと保存液の定期的な交換・消毒を徹底する。
