眼内レンズ手術の副作用とは?
概要
眼内レンズ手術(IOL手術)は、目の中の水晶体を人工レンズに置き換える手術です。主に白内障や高度近視の改善を目的に行われ、1950年代から実施されています。手術は安全性が高いものの、他の外科手術と同様に副作用のリスクがあります。
歴史
最初の眼内レンズ置換は第二次世界大戦後、RAFの眼科医ハロルド・リドリー卿が、飛行機の風防ガラス破片が目に入っても問題が起きなかったことに着目して行いました。1970年代に入ってから本格的に普及し、現在では米国だけで年間100万件以上が行われています。使用されるレンズは主にシリコーンやアクリル製です。
一般的な副作用
- 眼の刺激感、充血、軽度の感染症などが数日間続くことがありますが、通常は点眼薬や経口薬で改善します。
- 手術後1日目と1週間後に医師の検査が行われ、数か月にわたり経過観察が続きます。
稀な副作用
- 虹彩炎、角膜組織の薄化、再白内障、視力低下や失明といった重篤な合併症が極めてまれに報告されています。
予後(視力回復)
手術直後は数日間視界がぼやけますが、ほとんどの場合8週間以内に正常な視力が回復します。調査によると、約90%の患者が手術後に視力が大幅に改善すると報告されています。
