視力低下

眼梗塞の最も一般的な症状は視力の低下です。軽度のぼやけから、光すら認識できない重度まで、症状の程度は個人差があります。通常は片目に現れ、一時的なものから永続的なものまで、梗塞のタイプや程度により変化します。

コントラスト感度の低下

世界は白黒ではなく、さまざまな明暗の差で構成されています。コントラスト感度が低下すると文字の読取や奥行き判断が困難になります。眼梗塞後は、アンバー(琥珀色)フィルターや作業環境の照明強化で症状の緩和が図られます。

光と眩しさ(グレア)

光源からの「星状光」やハロー(光輪)といった現象が起こりやすく、二重像や残像(ゴースト)も見られます。これらは軽度から重度まで幅広く、日常生活での視認性を大きく妨げます。

周辺視野の欠損

周辺視野が失われるとトンネル視野となり、前方以外の情報が見えなくなります。運転・読書・歩行など、さまざまな日常活動に支障が出ます。回復の可否は症状の重さに左右されます。

精神的・心理的影響

突然の視力喪失は大きなストレス要因です。日常生活が制限されることで、患者は不安やうつ状態に陥りやすく、適切なカウンセリングやサポートが重要です。

予後(治療見通し)

研究によれば、約40%の患者は時間とともに視力がある程度回復します。一方、周辺視野の回復は期待しにくいです。また、片目で梗塞を起こした患者の20~25%は、3年以内に反対側の眼でも同様の梗塞が起こる可能性があります。