レンズ状眼鏡(レンズキュラーメガネ)とは?

レンズ状デザイン

「レンズキュラ(lenticular)」はレンズ豆の形状に由来し、ラテン語の lenticula が語源です。15世紀頃に中英語で使われ始めました。レンズに関しては、二重凸レンズ(両面が外側に膨らんだ形)を指します。単凸レンズは片側が膨らんでおり、二重凸レンズは両側が膨らんでいます。

白内障と「ハイプラス」レンズキュラーメガネ

かつて白内障手術後の患者に「ハイプラス」レンズキュラーメガネが使用されました。白内障は水晶体が濁り視力が低下する疾患で、手術で濁った水晶体を除去します。現在は人工水晶体を埋め込みますが、過去は水晶体がなくなることで生じる焦点調整の問題を補うため、厚い三焦点レンズ(10〜15ジオプト)を備えたメガネが処方されました。

「ハイマイナス」レンズキュラーメガネ

「ハイマイナス」レンズキュラーメガネは現在でも極稀に製造されています。レンズの形状が中心部は極めて薄く、周辺が厚くなるため、装用者の目は実際の2倍ほど小さく見えます。主に‑10ジオプト以上の強い近視用に使用されましたが、近年は薄型素材の「ハイインデックス」レンズが主流となり、ハイマイナスレンズはほとんど使われなくなっています。

レンズ性乱視(レンズキュラ性乱視)

「レンズキュラ」という語は、眼鏡の形状だけでなく、眼の水晶体自体が不整形で焦点が合わない状態を指すこともあります。水晶体が不規則な形をしていると、網膜上に像が結ばれず、ぼやけた視界(レンズ性乱視)になります。この場合の「レンズキュラ」は眼の水晶体を意味し、治療には遠視用や近視用の標準的な凹凸レンズが使用されます。

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