角膜擦過傷の家庭でできる対処法

角膜の表面が異物により擦れたり、引っかいたりすると角膜擦過傷が起こります。砂やほこりが目に入った後に目をこすったり、衝撃で異物が角膜に当たることが原因です。たとえば、まぶたが閉じていない状態で指で目を突くと、角膜に擦過傷ができることがあります。

水で洗い流す

異物が入ったとき、まず目をこすりたくなる衝動がありますが、こすると異物が角膜にさらに食い込んでしまい、損傷が悪化します。砂やほこりなど軽い刺激で擦過傷ができた場合は、すぐに清潔な水で目を洗い流すのが最も効果的です。感染リスクを減らすため、蒸留水や清潔な飲料水を使用するとよいでしょう。

人工涙液とコンタクトレンズの使用

水で洗い流しても異物が取れない場合は、人工涙液や潤滑剤を使用します。これらはコンタクトレンズ装用者が乾燥目を和らげるために用いるものですが、異物を洗い流し、擦れた角膜を潤す効果があります。ただし、コンタクトレンズ使用者は擦過傷後の感染リスクが高いため、症状が完全に消えるまで最低1日はレンズを外し、使用を控えてください。

痛みが強い場合は、市販の鎮痛薬を服用して一時的に緩和することもできます。

目を休める

目を休めることで症状の緩和が期待できます。読書や周囲を見るだけでも角膜が動き、刺激が続くことがあります。暗い部屋で目を閉じて短時間休むと、自然治癒を促すことができます。

経過観察

多くの角膜擦過傷は軽度で特別な治療を必要としませんが、切り傷と同様に感染の可能性があります。自宅での対処で改善しない、または症状が悪化した場合は眼科医を受診してください。必要に応じて予防的に抗生物質点眼が行われることがあります。

目と視力障害 - 関連記事