レーザー視力矯正手術の所要時間はどれくらい?

概要

レーザー技術の進化により、医療分野での応用が拡大しています。特に眼科では、近視・遠視・乱視といった屈折異常の矯正にレーザー手術が利用され、眼鏡やコンタクトレンズが不要になることが期待されています。最も一般的な手術はLASIK(レーザー角膜屈折矯正術)で、手術時間が短く、痛みが少なく、長期的に視力が改善されます。

対象となる視力障害

屈折異常は、角膜の形状が光を網膜に正しく結像させられないことが原因です。角膜は眼の前面にある窓で、屈折力の大部分を担っています。レーザー手術は角膜の形状を変えることで、以下のように視力を矯正します。

  • 近視:角膜を平坦にし、光が網膜の前で結像するのを防ぐ。
  • 遠視:角膜をやや凸にし、光が網膜の後で結像するのを補正する。
  • 乱視:角膜の不均一な曲率を調整し、光が均一に結像するようにする。

手術前の準備

レーザー手術を受ける前に、以下のようなカウンセリングと検査が行われます。

  • 視力低下の度合い、角膜の厚さ、眼球の全体的な状態を測定。
  • 手術に適したレーザー方式と手術プロトコルを決定。
  • 通常、1〜3回の診察が必要。
  • 手術の3週間前までにガス透過性コンタクトレンズは使用禁止。その他のコンタクトは手術前3日間は外す。
  • 手術当日は軽食にし、メイクは控える。

手術の流れ(Procedure)

LASIKは局所麻酔下で行われ、手術時間は10分未満です。

  • 角膜に薄いフラップ(覆い)を作り、これを一時的に持ち上げる。
  • レーザーでフラップ下の角膜組織を削除または再形成し、角膜形状を調整。
  • フラップを元に戻し、手術は完了。
  • 手術直後は視力がぼやけるため、必ず同伴者が帰宅まで付き添う。

回復期間(Recovery Time)

回復は比較的速く、主に以下の点に注意します。

  • 感染防止と乾燥防止のため、処方された点眼薬を使用。
  • 術後1〜2日は目が乾きやすく、視界がぼやけることがある。
  • 数日以内に視力の改善が実感でき、数週間で安定する。

手術結果と満足度

結果は永久的で、ほとんどの患者が完璧またはほぼ完璧な視力を得ます。ただし、個人の健康状態や元の視力低下の程度、外科医の技術が結果に影響します。

  • 2000年以降の64件の研究をまとめたAllAboutVision.comによると、LASIKの成功率は88〜95%。
  • 米国白内障・屈折手術学会(2008年)の調査では、世界平均の患者満足度は95.4%。

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