眼鏡用プリズムとは何か?

検眼士は、さまざまな眼疾患を抱える患者に対し、眼鏡やコンタクトレンズにプリズムを処方します。目の筋肉が協調しない状態や、部分的な周辺視野欠損など、さまざまな症状に対し、光を屈折させるプリズムの特性が活用されます。

プリズムの形状

標準的なプリズムはピラミッド形状ですが、眼鏡やコンタクトレンズに使用されるプリズムは円錐形です。プリズムの「頂点」はレンズの先端や薄い縁を指し、「底部」は平らな底面や厚い縁を指します。プリズム付きレンズは上部がやや丸みを帯びており、光が丸み部分に当たって屈折し、レンズの反対側から角度を持って出てきます。

プリズムの使用目的

検眼士は、目が協調して働かない特定の眼疾患の治療のために、眼鏡やコンタクトレンズにプリズムを処方します。「固定視差」や筋肉の不均衡により、ある眼が上向きに、もう一方が下向きになるなど、焦点を合わせようとすると眼がずれることがあります。これにより眼精疲労が増大します。プリズムは光を屈折させ、脳に目が協調していると錯覚させ、筋肉不均衡の症状を和らげ、疲労を軽減します。

重複視(二重視)の治療

検眼士は通常、二重視(重複視)を治療するためにプリズムを処方します。二重視の患者は、2つの別々の像が見え、脳がそれらを1つに統合しなければなりません。または、1つのぼやけた像、あるいは平面的な像が見えることもあります。プリズムは光を屈折させて像を再配置し、単一の鮮明な画像にします。ただし、プリズムは軽度の二重視にのみ有効で、重度の場合は眼筋手術が必要です。

周辺視野の矯正

プリズムを組み込んだ特殊な眼鏡は、同側半盲(ホモニミックヘミアノピア)など、視野の半分が失われる症状のある患者の周辺視野の盲点を補うのに有効です。検眼士は、片方のレンズの上下端にプラスチック製プリズムを取り付けます。盲点側からの光がプリズムに当たり屈折し、目に届くことで失われた像が再び見えるようになります。

プリズムの測定

検眼士はプリズムの度数を「ジオプト」と呼ばれる単位で測定し、プレンティス則(Prentice's Rule)を用いて計算します。プリズムの力は、レンズのジオプト値にレンズ中心からプリズムの位置までの距離(cm)を掛けたものです。実務では、手動または自動のレンズメーターを使用して正確なプリズム処方を決定します。

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