一次ヘルペスシンプレックスによる眼感染症
概要
一次ヘルペスシンプレックスは、顔面神経を経由してウイルスが眼に侵入することで発症します。比較的頻繁に見られる感染症ですが、適切な治療により多くの場合は眼に永久的な損傷を残しません。重症例では角膜の盲目化につながることがあります。
感染経路
感染は、ウイルスを含む分泌物(口内の潰瘍や唾液、呼吸による飛沫)を介して他者から伝わります。ウイルスは口や鼻から体内に入り、神経を通って眼へと移動します。
主な症状
- 目のぼやけた視野や斑点
- 過度の涙目、目やにの分泌
- 充血と刺激感
- 場合によっては角膜に潰瘍が形成されることもあります
治療法
ハーバード大学の研究によると、抗ウイルス薬の点眼剤または内服薬を2週間にわたって使用するのが標準的な治療です。高度な角膜潰瘍がある場合は、抗生物質点眼剤で二次感染を防ぐことがあります。
視力への影響
多くの場合、ウイルスは角膜表面に留まり、治癒後に視力への障害は残りません。重症例では角膜組織が損傷し、最悪の場合は角膜盲目(視力喪失)に至ることがあります。
