手術以外の緑内障治療
緑内障の種類
緑内障は、開放角緑内障や閉塞角緑内障など、複数のタイプがあります。開放角緑内障は、眼内の房水の排出路が詰まり、圧が上昇することで起こります。米国緑内障研究財団によると、約300万人の米国人が罹患しています。閉塞角緑内障は、虹彩が前方に突出し、房水の流れが阻害されることで急激な眼圧上昇を引き起こします。色素性緑内障は、色素顆粒が房水に流入し視野障害を招きます。正常眼圧緑内障は、眼圧が正常範囲内でも視神経が損傷するタイプです。
点眼薬
緑内障の第一選択は点眼薬です。眼圧が高度に上昇している場合は効果が限定的になることがありますが、医師の指示に従い正しく使用することが重要です。主にベータ遮断薬が用いられ、房水の産生を抑制します。その他、アルファ作動薬や炭酸脱水酵素阻害薬もあり、房水の産生抑制や排出促進に働きます。副作用としてめまい、倦怠感、口渇などが報告されており、糖尿病患者はベータ遮断薬の使用に注意が必要です。
内服薬
点眼薬だけで眼圧が十分に下がらない場合、内服薬が追加されます。代表的な薬はアセタゾラミドやメタゾラミドといった炭酸脱水酵素阻害薬です。食後に服用すると胃腸への刺激を軽減できますが、強い倦怠感、発疹、抑うつ、無気力などの副作用が現れた場合は医師に相談してください。
神経保護薬
視神経の保護を目的とした薬として、ブリモニジンやメマンチンがあります。これらは眼圧以外のメカニズムで神経細胞の損傷を抑えるとされています。症状や進行度に応じて、点眼薬や内服薬と併用することもあります。治療方針や副作用については必ず担当医と十分に話し合いましょう。
注意点
ビルベリー(ブルーベリー)などのサプリメントが緑内障に効果があると宣伝されることがありますが、臨床的に確立された治療法の代わりにはなりません。サプリメントの使用を検討する際は、必ず医師に相談してください。
予防と対策
定期的な眼科検診は、緑内障の早期発見と進行抑制に不可欠です。60歳未満は2年に1回、60歳以上は年1回の検診が推奨されます。また、ラケットボールやスキーなどの接触スポーツや、電動工具を使用する際は必ず保護眼鏡を着用してください。重度の眼外傷は緑内障のリスクを高めます。
