重度の眼球運動障害に対する原因・種類・治療法の徹底解説

Koala Eye Center(眼科専門医)では、眼球運動障害を「目の位置を合わせることが難しくなり、しばしば二重視やピント合わせの困難を伴う」状態として説明しています。症状が進行すると、左右の目が別々の方向を向くため、見た目にも違和感が生じ、患者さんにとって精神的な負担となります。原因・タイプ・治療法を正しく理解すれば、適切な支援を受けることができます。

原因を理解する

さまざまな基礎疾患が重度の眼球運動障害を引き起こすことがあります。代表的なものとして、糖尿病、脳卒中、重症筋無力症、多発性硬化症、甲状腺疾患、動脈硬化、関節炎などが挙げられます。

また、脳への外傷(むち打ちなど)や、長時間のパソコン使用による眼精疲労も症状を悪化させる要因とされています。

眼球運動障害の種類を理解する

眼球運動障害には多くのタイプがあります。代表例は以下の通りです。

  • 眼振(にゅうがく):片眼または両眼が不規則に揺れ動き、無意識のまばたきや瞬きが頻発します。
  • 分離性垂直偏差(Dissociated Vertical Deviation):一方の眼だけが独立して垂直方向にずれます。
  • 核間性眼球運動障害(Internuclear Ophthalmoplegia):両眼が協調して動くことができず、視線の追従が障害されます。

正確な診断には、眼科医による詳細な検査と評価が必要です。

治療法を理解する

治療は原因と症状の重症度に応じて選択されます。基礎疾患が原因の場合は、まずその疾患の治療が眼球運動障害の改善につながります。

眼筋を鍛えるエクササイズとして、ベーツ法(Bates Method)が推奨されています。これにより眼筋の制御力が向上し、症状緩和が期待できます。

外科的介入としては、内部インプラントと外部プロテーゼを組み合わせた「Motility Coupling Post System」や、眼筋再定位手術があります。眼筋手術は、筋肉の付着部位を変更して正しい視線を取り戻す方法で、入院は不要な場合が多く、必要に応じて複数回の手術が行われます。

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