眼鏡レンズの製造プロセス

レンズブランク(レンズ原料)

眼鏡レンズはまず、プラスチックやガラスの大きなブロック(レンズブランク)として出荷されます。ブランクは処方度数に応じて光学的な屈折力が付与されており、直径約10cm(4インチ)、厚さは最大約3.8cm(1.5インチ)程度です。

サーフェシング(研磨・成形)

ブランクは「ジェネレーター」または「サーフェシングマシン」と呼ばれる装置にセットされ、背面に取り付けた研削ホイールやカッティングビットで素材を削りながらレンズの曲面を形成します。この段階でレンズは半透明でやや粗い表面になります。その後、研磨剤を用いたポリッシング工程で表面を滑らかにし、透明度を高めます。

フィニッシング(フレームへの適合)

研磨・ポリッシングが完了したレンズは、フレームの形状に合わせて「エッジャー」へと送られます。エッジャーはかつては手作業でしたが、現在はコンピュータ制御で正確にカットされます。レンズは「ブロッキング」と呼ばれる接着方法でエッジャーに固定され、フレームの輪郭に合わせた最終形状に加工されます。

追加工程(コーティング・着色)

レンズがフレームに装着可能な状態になると、必要に応じて追加の処理が施されます。代表的なものは以下の通りです。

  • 着色:サーフェシング後に色を付けることで、ファッション性や特定の光の遮断効果を持たせます。
  • 反射防止コーティング(ARコート):光の反射を低減し、視界をクリアにします。
  • フォトクロミック(調光)コーティング:屋外では暗く、屋内では透明になる特殊な着色です。これらはレンズブランクの段階で組み込まれることもあります。

以上の工程を経て、最終的に処方度数が正確に反映された眼鏡レンズが完成し、フレームに装着されます。

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