角膜リングインプラントに関する情報
機能
角膜リングインプラントは、軽度の近視(乱視が軽度またはなし)を矯正するために使用されます。また、円錐角膜や角膜の薄化といった角膜疾患の治療にも用いられます。米国食品医薬品局(FDA)の規定により、手術対象は視力が少なくとも1年間安定している21歳以上の成人に限られます。
特徴
インプラントは半円形の透明アクリル製で、角膜の側部に配置され、中心部は覆いません。これにより角膜が平坦化し、光の焦点が正しくなるため視力が改善します。現在、中等度・高度の近視には承認されていません。近視インプラント患者の88%は手術後1年以内に眼鏡やコンタクトレンズが不要となっています。円錐角膜の場合、インプラントは円錐の先端を平坦化し、歪んだ視界を軽減します。軽度の円錐角膜では矯正具が不要になることが多いですが、中等度・高度では依然として必要となることがあります。
手術後
手術は外来で行われ、約15分で完了します。患者の80~90%は手術翌日には視力が顕著に向上します。インプラントは角膜の神経層の下に配置されるため、患者は違和感を感じません。また、通常の視覚ではインプラントは目に見えません。
リスク
手術には感染、光のハローやグレア、夜間視力の低下、過矯正・不足矯正などのリスクがあります。長期的な副作用についてはまだ十分な研究が行われていないため、未知のリスクが残ります。
考慮すべき点
近視矯正の選択肢としてはレーザー手術が一般的ですが、インプラントは問題が生じた場合に除去できるという利点があります。レーザー手術は不可逆的です。すべての患者がインプラント手術の対象になるわけではないため、適応可否や他の治療法について眼科医と十分に相談してください。
