盲人のための感覚活動
盲目は他の感覚が失われる状態と同様に、残っている感覚を十分に発達させるための訓練が必要です。例えば、エコーロケーションは聴覚を視覚の代わりに用いる技術で、音の反響を感じ取り、脳がその意味を認識できるようになるまで練習すれば、盲目の人でも視覚のある人でも習得可能です。感覚が高度に発達すればするほど、盲目の人が日常生活で直面する困難は減少します。
子ども向けアクティビティ
プレイドー作り
中型の鍋に小麦粉1カップ、塩1/4カップ、クエン酸2大さじを入れ、約4分間絶えずかき混ぜながら加熱します。生地が球状になったら、ワックスペーパーの上に移し冷まします。触れられる温度になったら5分程度こね、プラスチック袋に入れて冷蔵保存すれば数か月は保存可能です。プレイドーは触覚・嗅覚・聴覚・物体認識を同時に刺激できる優れた感覚実験です。子どもは生地を叩いたり手のひらでつぶしたりする音や感触を楽しめます。
仮装ごっこ
古着や様々な衣服を集め、衣類を試着させて形や素材を感覚で判断させます。男女の服装の違いをスタイルやカットから推測させたり、音(ヒールの音)や触感(アクセサリー、帽子)で他者の服装を当てさせるゲームも効果的です。
科学的観察
匂い、味(すべて食べられるもの)、温度、質感、音が大きく異なる素材を入れた容器(タブ、鍋、瓶)を用意します。氷、温かいシロップ、塩、食用植物など安全なものを選び、参加者に部屋を回って各素材を五感で記録させます。注ぎ方や触れ方で変わる音や感触、匂い、味の違いに注意させ、最後に観察結果を共有し、各ステーションの素材を当てさせます。
大人向けアクティビティ
盲目になった大人にとって、食事、金銭管理、身だしなみ、日常の家事は大きな課題です。食事の際はテーブルセッティングを最も効率的かつ快適に行える方法を練習します。毎日異なる硬貨や紙幣に触れ、感触と形状を記憶し、折りたたみやコインケースなどで整理しやすいシステムを構築します。家事や身だしなみでは、容器や道具に点字ラベルを貼り、実際に掃除や身支度を繰り返し練習し、必要に応じてサポートを提供しながら自立を促します。
