弱視(アンビリオプ)について

米国国立眼研究所(NEI)によると、弱視は約100人の子どもに3人程度の割合で見られます。若年期に適切な治療を受ければ改善が期待できますが、治療が遅れると成人まで残り、単眼視覚障害の最も一般的な原因となります。

別名

  • 弱視は一般に「ラジーアイ(怠け目)」と呼ばれます。

原因

  • 弱視は斜視(目がずれる)や近視・遠視などの屈折異常により、片方の眼がもう片方に比べて視覚情報が劣ることが原因です。結果として、優位な眼が支配的になります。

治療法

  • 眼鏡で屈折異常や斜視を矯正するほか、強い眼にアトロピン点眼し一時的に視力をぼやかすことで弱い眼の使用を促します。また、強い眼にパッチを装着し、数週間から数か月間にわたって弱い眼を使わせる方法もあります。
  • 治療せずに放置すると、弱視の眼は十分に視力が発達せず、機能的に部分的な失明となる可能性があります。

歴史的背景

  • 1981年に生理学・医学賞を受賞したデビッド・H・ヒューベルとトルステン・ウィーゼルは、脳の視覚中枢の異常発達が弱視の原因であることを実証しました。

誤解

  • 弱視と斜視は同じではありません。斜視は両眼の協調が取れず、目が異なる方向を向く状態であり、弱視は視覚情報の質が低下した結果生じます。

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