ドライアイは単なる不快感にとどまらず、痛みを伴うこともあります。瞬きすら困難になるほど目が乾くと、日常生活に支障をきたします。症状を根本的に改善する方法や、一時的に緩和する対策がいくつかありますので、以下にまとめました。
眼科医を受診する
最も重要なのは専門医の診察です。ドライアイは単なる刺激ではなく、シェーグレン症候群などの自己免疫疾患の兆候であることがあります。シェーグレン症候群は、重度の乾燥眼や口腔乾燥を特徴とし、放置すると生命に関わることもあります。早期診断により、涙の分泌を促す薬や病状の進行を抑える治療が受けられます。
涙点プラグ(涙道閉塞)
涙の流出を抑える手術的処置として、涙点プラグがあります。診療所での簡単な処置で、永久的または一時的なプラグを選択できます。涙の保持時間が延び、乾燥感が軽減されます。
人工涙液の使用
処方薬または市販の人工涙液で一時的に潤いを補うことができます。ただし、過度の使用は角膜表面の炎症や涙腺の瘢痕化を招く恐れがあります。ジョンズ・ホプキンズ大学の眼科医エセン・アクペク博士は、重症例ではトポカルシスロピン点眼薬の使用を推奨しています。
サングラスの着用
風や埃、紫外線から目を守るためにサングラスは必須です。特に乾燥した環境に住む方は、眼球の蒸発を抑える効果があります。
ビタミン・栄養補給
オメガ3系脂肪酸や魚油などのサプリメントは、体全体の潤いを保ち、眼周囲の組織の血流改善や涙の分泌を助けます。バランスの取れた食事と併せて摂取すると効果的です。
