プログレッシブバイフォーカルレンズの使い方
視覚の3つの範囲とプログレッシブレンズの必要性
視覚は大きく「近距離」「中距離」「遠距離」の3つに分けられます。近距離は読書や手元の作業、中距離はダッシュボードやコンピュータ画面、棚にある商品を見るとき、遠距離は道路標識や遠くの人を見るときに使います。健康な目はこの3つの範囲を瞬時に切り替えることができますが、加齢とともに調整能力は低下し、どれかの範囲で視界がぼやけるようになります。そのときに必要になるのが眼鏡です。
プログレッシブバイフォーカルレンズは、従来の二重レンズのような線が目立たない形で、3つの視覚範囲すべてに対応します。慣れるまでに時間がかかりますが、正しく使えば自然な視界が得られます。
必要なもの
- プログレッシブレンズ付き眼鏡
- 読める文字(本や紙など)
使用手順
-
新しいプログレッシブレンズはすぐに完璧には機能しません。まずは「目がこれまでと違う働きを求められる」ことを理解し、心構えを持って眼鏡を受け取ります。
-
レンズの各領域を確認します。下部は近距離用の小さな読書エリア、中央は中距離用のやや広い通路、上部は遠距離用の広いエリアです。眼鏡をかけて、各領域の視界がはっきりしているかテストします。
-
普段の読書距離で文字を持ち、自然にレンズの下部に目線を落とします。読書エリアが狭いため、頭を少し動かして最もクリアな部分を見つけます。この領域で視界が良好なら、近距離用の処方は正しいと判断できます。
-
腕の長さほど離した位置に文字を持ち、同様に視界を確認します。中距離の領域で視力が良好であれば、次は遠距離のテストへ進みます。
-
遠くの景色や時計、通行人などを見て、レンズ上部の遠距離エリアでクリアに見えるか確認します。ここでも視界がはっきりすれば、全体の処方が適切です。
-
眼鏡をかけたまま室内をゆっくり歩き、目線を前方に保ちます。視界がクリアな状態から、徐々にレンズの外側や下部へ目線を移すと視界がぼやけてくるはずです。これは遠距離・中距離・近距離の処方が異なるためです。目線を自然に「甘いスポット」へ誘導できるよう練習すれば、違和感はすぐに解消されます。
