網膜剥離の種類とは?
網膜剥離は、網膜が眼球内の脈絡膜から離れる状態です。原因や経過はタイプによって異なります。
1. 裂孔性(リグマトゲナス)網膜剥離
最も一般的なタイプで、網膜に裂孔や穴ができ、房水が脈絡膜と網膜の間に流入して剥離します。
- 外傷
- 格子状変性(網膜の弱化)
- 加齢変化
- 網膜裂孔
- 高度近視
2. 引張性網膜剥離
網膜表面の瘢痕組織や線維帯が収縮し、網膜を脈絡膜から引き離すタイプです。
- 増殖性糖尿病性網膜症
- 網膜静脈閉塞
- 鎌状赤血球症網膜症
- 外傷
- その他の炎症性疾患
3. 漿液性網膜剥離
裂孔がなく、液体が網膜下にたまることで起こります。
- 加齢性黄斑変性
- 中心性漿液性脈絡膜炎(CSCR)などの血管障害
- 腎臓病
- 炎症性疾患
- 高血圧
- 妊娠
- 特定の薬剤
4. 滲出性網膜剥離
血管や腫瘍からの液体漏出により、網膜と脈絡膜の間に液体がたまります。
- 糖尿病性網膜症
- 高血圧性網膜症
- ぶどう膜炎などの炎症性疾患
- 脈絡膜腫瘍
- 網膜血管炎
5. 続発性網膜剥離
他の眼疾患や手術の合併症として起こります。
- 白内障手術
- 緑内障手術
- 硝子体切除術
- ぶどう膜炎
- 早産児網膜症(ROP)
網膜剥離のタイプに応じた治療法が異なるため、早期の診断と迅速な治療が視力維持の鍵となります。
