パイロットは耳鳴りや飛蚊症、偏光サングラスを使用しながら飛行できますか?

耳鳴り(ティンナイタス)

耳鳴りは、耳の中でリングやブザー、ヒス音が聞こえる一般的な症状です。大音量の騒音への曝露、耳垢の蓄積、特定の疾患などが原因となります。

多くの場合、耳鳴りは重大な障害ではなく、飛行に支障をきたすことは少ないです。しかし、症状が重度で集中力やコミュニケーションに支障が出る場合、航空医官の判断で飛行が制限されたり、補聴器の装着が求められることがあります。

飛蚊症

飛蚊症は、視界に小さな暗い点や糸くずのようなものが浮かんで見える現象です。眼球内部のゼリー状の部位(硝子体)が部分的に剥がれ、微小な組織が漂うことで起こります。

通常は視力に影響せず、特に問題はありませんが、稀に網膜剥離などの重大な眼疾患のサインであることがあります。そのような場合、治療が完了するまで飛行が制限されることがあります。

偏光サングラス

偏光サングラスは、湖面や雪、ガラスなどの反射光のグレア(眩しさ)を低減し、明るい環境での視認性を向上させます。パイロットにとって有用なアイテムです。

ただし、偏光レンズは計器盤や機内灯の色や形を変えて見えることがあり、誤認の原因になる可能性があります。そのため、離陸・着陸・計器飛行時など、正確な視認が必要な場面では使用を控えるべきです。

まとめ

耳鳴り、飛蚊症、偏光サングラスの使用は、症状の重症度や飛行安全への影響に応じて、航空医官の判断で許可されます。飛行に支障がないかどうかは、必ず航空医官と相談し、適切な医療評価を受けてください。

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