眼球摘出術の合併症とは?

眼球摘出術後の主な合併症

眼球摘出術は悪性腫瘍、重度外傷、眼内炎などの治療に用いられる標準的な手術です。手術自体は安全ですが、稀に以下のような合併症が生じます。ここでは代表的なリスクとその対処法、さらに心理的サポートの重要性についてまとめました。

  • 出血 – 手術中または術後に出血が起こることがあります。止血は圧迫、電気凝固、縫合などで行います。
  • 感染症 – 手術部位や眼窩の感染が起こることがあります。静脈内または経口の抗生物質で治療します。
  • 術後疼痛 – 痛みは通常起こりますが、NSAIDsや必要に応じてオピオイドなどの経口鎮痛薬で管理します。
  • 腫脹(むくみ) – 周囲組織の浮腫は数日続くことがあります。氷嚢、頭部の高位保持、圧迫ドレッシングで軽減します。
  • 瘢痕形成 – 切開部に瘢痕が残ります。細心の手術操作と術後の創傷管理で目立たなくします。
  • 角膜潰瘍 – 手術後に角膜が十分に保護されないと潰瘍が生じることがあります。人工涙液や局所抗菌薬で予防します。
  • 網膜剥離 – 非常に稀ですが、手術中の偶発的な網膜外傷で剥離が起こることがあります。早期の外科的修復が必要です。
  • 残存眼の視力低下 – 摘出時に視神経が損傷すると、もう一方の眼の視力に影響を与えることがあります。慎重な操作でほぼ防げます。

身体的リスクに加えて、眼球摘出は強い精神的ストレスを伴うことがあります。喪失感や外見への不安は自然な反応です。専門カウンセリングやサポートグループ、家族や友人とのオープンなコミュニケーションが心理的回復に不可欠です。

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