嚢胞性線維症患者の栄養不均衡に対する看護介入の実践方法

概要

嚢胞性線維症は粘液・消化液・汗を産生する細胞に影響する遺伝性疾患です。粘液が濃くなり管が詰まるため、特に膵臓の分泌が阻害され、栄養吸収不良を招きます。看護師は患者が十分な栄養を摂取できるよう支援することが重要です。

看護介入の手順

  1. 膵酵素の投与:医師の指示に従い、膵酵素を投与します。膵臓の管が閉塞しているため、外部から酵素を補うことで消化と栄養吸収が改善します。
  2. 食事と一緒に投与:小児の場合はカプセルの内容物を少量の炭水化物食に混ぜます。タンパク質と混ぜると酵素が分解され口内を刺激するため避けます。
  3. 乳製品との併用を避ける:酵素はミルクや粉ミルクで凝固し、投与量が減少します。また、乳製品と結びつくと将来的に服薬拒否につながります。
  4. 排便状態の観察:嚢胞性線維症患者は脂肪便や悪臭のある便が出やすいです。酵素投与後に便が正常化すれば投与量は維持し、便が脂肪便や便秘の場合は医師の指示で増量します。
  5. 塩分と高カロリー食の確保:本症では塩分喪失が起こりやすく、電解質バランスが乱れます。食事は高たんぱく・高エネルギーにし、必要に応じて医師指示の経管栄養を行います。
  6. 脂溶性ビタミンの投与:ビタミンA、D、E、Kは吸収が不十分なため、医師の処方に基づき補充します。
  7. 介入効果の評価:体重増加は栄養摂取が適切に行われている指標です。毎日体重を測定し、体重変化から介入の効果を判断します。

以上のポイントを踏まえて、患者の栄養状態を最適に保ち、生活の質向上を目指します。

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