骨にできる痛風とは?
痛風は肥満や腎臓疾患のある人に多く見られ、尿酸結晶が関節にたまることで激しい痛みを伴います。症状が進行すると、結晶が骨に沈着し、いわゆる「骨の痛風(トフィ)」となります。
骨にできる痛風(トフィ)とは
トフィは、尿酸結晶が関節やその隣接する骨に蓄積したものです。硬い結節となり、関節の侵食や損傷を引き起こし、強い疼痛をもたらします。
トフィがどのように蓄積するか
研究(Annals of Rheumatic Diseases)によれば、トフィは最初は柔らかい塊として現れ、痛風の発作が繰り返されるたびに尿酸結晶が増えて硬化します。時間とともに石灰化し、固い結節になります。
沈着部位
主に指関節、足の親指関節、肘の外側などにできやすく、結節の大きさはゴルフボールほどになることもあります。稀に脊椎に結節ができ、重大な障害を引き起こすことがあります。
骨侵食
トフィが大きくなると関節や軟骨に圧迫をかけ、骨の侵食や関節破壊の主要な原因となります。
二次的な問題
痛風性関節炎の患者は腎臓に合併症を起こしやすく、約40%が腎結石、25%が進行性腎疾患へと移行し、最終的に腎不全に至ることがあります。
治療法
一度形成されたトフィは自然に除去できません。まずは肥満、腎機能低下、過度なアルコール摂取などの根本原因を改善し、尿酸値をコントロールすることが最重要です。薬物療法や食事管理で発作を予防し、トフィの増大を防ぎます。必要に応じて外科的除去が検討されます。
