抗核抗体(ANA)を下げて妊娠しやすくする方法
女性の中には妊娠がすぐにできる人もいれば、数か月、時には数年も妊娠できずに悩む人もいます。妊娠しにくい原因が自分にあることを認めるのは難しいですが、産科医は様々な検査で原因を特定し、適切な治療を提案します。血中の抗核抗体(ANA)レベルが高いと、体内で自然に産生されるコルチコステロイドが減少し、女性不妊の代表的な原因のひとつとなります。ANA検査で高値が出た場合は、妊娠の可能性を高めるために治療が必要です。
治療の基本:プレドニン(Prednisone)
抗核抗体を下げる主な薬剤はプレドニンです。以下に、治療を始める際の具体的なステップを示します。
-
① ANA検査結果を産科医と確認
ANAの滴定が1:40以上は危険レベルとされ、妊娠しにくくなるだけでなく、全身性エリテマトーデス(SLE)などの自己免疫疾患のリスクも示唆します。必要に応じて追加検査を受けましょう。
-
② プレドニンの服用について医師と相談
プレドニンは強力なステロイド薬で、副作用として筋力低下、顔面のあざ、皮膚の薄化、毛髪の増加、過度の多幸感、睡眠障害、眼球突出、情緒不安定などがあります。メリットとリスクを十分に理解したうえで服用を決めます。
-
③ 治療計画を日常に取り入れる
医師の指示に従い、プレドニンは食事と一緒に1日1回、または2日に1回、あるいは最大で1日4回まで服用します。剤形は錠剤、液体、濃縮液のいずれかが選べます。
-
④ 継続的に服用し、定期的に産科医を受診
医師の指示があるまでプレドニンを継続し、経過観察を受けます。統計では、プレドニンで抗核抗体を低下させた女性の約54%が、初回の妊娠挑戦で妊娠に成功しています。
治療中は副作用の有無や体調変化をこまめに医師に報告し、必要に応じて投薬量の調整を行うことが重要です。
