瘻(ろう)はどのように発生しますか?

瘻(ろう)とは

瘻は炎症や感染が原因で臓器間にできる通路(トンネル)です。最も一般的なのは肛門や膣の周辺で、膿瘍を伴うことが多く、出産時やクローン病などで発生します。

産科性瘻

産科性瘻は、長時間の難産により膀胱や直腸などの内部臓器と産道の間に形成されます。この瘻ができると尿や便の失禁が永久的に続き、治療しなければ障害や死亡に至ることがあります。

クローン病に伴う瘻

クローン病(慢性炎症性腸疾患)の患者では、直腸から肛門周囲の皮膚へ瘻ができやすく、感染した状態で排膿します。瘻口が閉じても感染が残ると膿瘍が形成されることがあります。

治療と治癒率

クローン病の瘻は抗生物質や免疫抑制剤で治療されますが、薬が効果を示さない場合は外科手術で瘻を閉鎖します。産科性瘻は国連やWHOが支援し、エチオピアのアディスアベバ瘻病院では30,000人以上の女性を治療し、治癒率は90%以上に達しています。

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