お尻を緊張せずにケーゲル運動を行う方法

産婦人科医のアーノルド・ケーゲル博士が開発した膣圧測定器(ケーゲル・ペリノメータ)にちなんで名付けられた「ケーゲル体操」は、男女ともに骨盤底筋を鍛える効果があります。女性は妊娠・出産後に弱りがちな骨盤底筋を強化し、オーガズムを促進します。男性は尿や精液の流れ、勃起硬度を司る恥骨尾骨筋(PC筋)を鍛えることで、射精コントロールやオーガズムの持続時間を向上させます。ここでは、臀部や太ももを緊張させずに行うポイントと、男女別の具体的なステップを紹介します。

ケーゲル体操の基本

・骨盤底筋(女性は膣周囲、男性はPC筋)を意識的に収縮・弛緩させる。

・運動中は臀部や大腿部はリラックスさせ、呼吸は自然に保つ。

女性向けケーゲル体操

  1. 骨盤底筋の位置確認:清潔な指を膣内に入れ、指を締め付けるように筋肉を収縮させます。指が締め付けられ、骨盤底が上がる感覚が得られれば正しい位置です。その後、筋肉を緩めて骨盤底が下がるのを感じます。

  2. 尿流の停止で感覚をつかむ:トイレで尿を出し始め、途中で止められるか試します。尿が止まる感覚がケーゲルの基本動作です。ただし、日常的に尿を止める練習は膀胱を弱める恐れがあるため、実施は控えてください。

  3. 基本収縮の練習:膀胱を空にし、仰向けまたは楽な座位で、指で確認した骨盤底筋を5秒間収縮し、5秒間リラックスします。徐々に10秒ずつ伸ばし、10回繰り返すことを目指します。

  4. 臀部や太ももは緊張しない:筋肉に意識を集中し、臀部や大腿部はリラックスさせます。呼吸は止めず、自然に行いましょう。

  5. 1日3セット実施:1セット10回の収縮を1日3回行います。テレビを見ながらや料理中など、日常の隙間時間に取り入れられます。

男性向けケーゲル体操

  1. PC筋の確認:尿を出しながら流れを止めて感覚を掴むか、指を肛門に入れて締め付ける感覚でPC筋を探ります。臀部や太もも、腹筋は緊張させず、PC筋だけを意識してください。

  2. 短時間の締め伸ばし:PC筋を10秒間(またはカウント10)で速く締め、すぐにリリースします。その後10秒間リラックスし、これを3セット繰り返します。

  3. インターバル付きの連続:5秒間速く締めてリリースし、5秒の休憩を挟んで10回繰り返します。

  4. 長時間保持:PC筋を30秒間保持し、30秒休憩します。これを3セット行い、1週間毎日続けます。

ケーゲル体操は場所や時間を選ばずに実施できるため、日常生活に自然に組み込むことが大切です。正しい筋肉だけを意識し、臀部や大腿部を緊張させないように心がけましょう。

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