卵巣摘出術の副作用とリスク
卵巣摘出術(オオフォレクトミー)は、女性の卵巣を外科的に除去する手術です。卵巣は卵子を保管・放出し、エストロゲンなどの性ホルモンを産生します。
卵巣摘出術を受ける主な理由
- BRCA1・BRCA2遺伝子変異がある場合、卵巣がんリスクが高まるため予防的に手術が推奨されます。
- 乳がん患者は、卵巣と乳がんの関連性から卵巣摘出が検討されます。
- 重度の子宮内膜症(子宮内膜症)で症状がコントロールできない場合、卵巣除去が選択されることがあります。
卵巣摘出術を受けない方が良い場合
- 閉経前に卵巣を除去すると、エストロゲンが不足し、更年期症状が顕著になります。そのため、エストロゲン補充療法(HRT)が必要となります。
- エストロゲン欠乏は骨密度低下を招き、骨粗鬆症や骨折リスクが増大します。
- 研究では、65歳まで卵巣を残す女性は寿命が延びる傾向が示されています。
手術方法
- 腹腔鏡手術:へその近くに小さな切開をし、腹腔鏡と細い手術器具を挿入して卵巣を摘出します。傷跡が小さく回復が早いのが特徴です。
- 開腹手術:恥毛線上に水平または垂直の切開を行い、腹壁筋を分離して卵巣を取り除きます。大きな腫瘍や合併症がある場合に選択されます。
卵巣摘出術の主な副作用
- 性欲の変化や更年期症状(ホットフラッシュ、発汗、睡眠障害)
- うつ症状や感情の不安定さ
- 麻酔に対する反応や出血、血栓(深部静脈血栓症)
- 手術部位の感染や近隣臓器への損傷
副作用リスクを高める要因
- 肥満
- 糖尿病
- 喫煙
手術を検討する際は、メリットとデメリットを医師と十分に相談し、必要に応じてホルモン補充療法や生活習慣の改善を検討してください。
