不規則な月経周期の治療法
評価
不規則な月経や出血がある場合、まずは原因を特定することが重要です。月経の開始日と終了日を記録し、1回の出血で使用したナプキンやタンポンの枚数をメモすると、医師が出血量を推定しやすくなります。また、体重変化、気分の起伏、膣分泌物、ストレスレベルなど、身体的・精神的な変化も併せて伝えましょう。診察では血圧、心音、呼吸、甲状腺、乳房のチェックが行われ、必要に応じて血液検査や卵巣の超音波検査が実施されます。
非処方薬による治療
多くの不規則月経は、ストレスや生活習慣が原因です。リラクゼーションやストレス軽減法を取り入れ、必要ならカウンセリングを受けると効果が期待できます。適度な運動を継続し、摂食障害が疑われる場合は専門医の治療を受けましょう。肥満が原因の場合は、低炭水化物食やバランスの取れた食事で体重を減らすと、月経リズムが回復しやすくなります。
魚油、マグネシウム、カルシウム、マルチビタミンなどのサプリメントは、栄養バランスを整え、月経不順の改善に役立つことがあります。
処方薬による治療
薬物療法の多くはホルモン調整が中心です。最も一般的なのは経口避妊薬(ピル)で、排卵サイクルを整えることで月経と不正出血を規則化します。長期間月経がない場合は、短期間のプロゲステロン投与が行われ、投与後2〜3週間で月経が再開することが多いです。多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に伴う不規則月経には、インスリン抵抗性を改善するメトホルミンが使用されます。米オハイオ州シンシナティのユダヤ病院コレステロールセンターで1999年に行われた研究では、PCOS患者の約90%でメトホルミンにより月経が正常化したと報告されています。
