解剖学
女性の外陰部は、恥丘(モンス・プビス)、大陰唇・小陰唇、陰核、そして膣前庭から構成されています。大陰唇は外側の皮膚で覆われた毛深い部分で、小陰唇は大陰唇の内側に位置し、膣前庭に最も近い部分です。
同定
拡張陰唇(小陰唇が大陰唇から1/4インチ~約5センチ以上突出している状態)は、個人差が大きく、幅や長さに幅広いバリエーションがあります。左右非対称であっても臨床的に問題とされることはなく、疾患の兆候ではありません。そのため、必ずしも医療介入が必要というわけではありません。
問題点
見た目に不満を持つ女性は精神的なストレスを感じることがあります。また、拡張陰唇が原因で痛みや不快感が生じるケースもあります。タイトな服装がつらい、サイクリングや乗馬が困難になる、スポーツ時に刺激や腫れが起きるといった具体的な悩みが報告されています。
手術
不快感や活動制限がある場合、形成外科医が行う小陰唇形成術(ラビオプラスティ)という手術が選択肢となります。手術は全身または局所麻酔下で行われ、小陰唇の余分な部分を切除し、左右対称で希望の長さに整えます。
考慮事項
外見が異常だと感じたり、過度の自慰の結果と誤解したりする女性は、手術結果に満足できないことがあります。そのため、術前・術後にカウンセリングを受け、現実的な期待値を確認することが推奨されます。痛みの軽減や新たな活動(例:乗馬)を目的とした場合、ラビオプラスティは高い成功率を示し、再手術の必要性はまれです。
