子宮頸部異形成とLEEP手術
LEEPと他の治療法の比較
LEEPは子宮頸部異形成の治療で最も一般的です。組織を破壊せずに切除でき、検査用に全体を採取できるため、リスクが低く費用も抑えられます。代替として、二酸化炭素レーザー光凝固(CO2)や凍結焼灼(クライオカウタリー)がありますが、これらは組織を破壊するためサンプル取得ができません。CO2レーザーは赤外線ビーム、凍結焼灼は亜酸化窒素で組織を凍結します。いずれも軽度の異形成に適しています。
LEEP手術の流れ
LEEPは診療所や外来で行われ、手術時間は10〜20分です。施術中に軽い不快感を感じることがありますが、手術後は数時間の軽い痙攣や痛みが生じ、一般的な鎮痛剤で対処できます。出血止止めの薬剤を子宮頸部に塗布するため、数日間は暗色の膣分泌物が出ます。出血や点状出血は最長で3週間続くことがあります。
術後の主な注意点は、重いものを持たない、激しい運動を控える、ナプキンのみ使用する、性交渉や洗浄(膣洗浄)をしないことです。これらは術後約3週間続ける必要があります。医師の指示を必ず守りましょう。
主なメリット
LEEPは低侵襲で、子宮頸部の異常組織を全て採取できるため、病理診断が正確に行えます。入院は不要で、合併症も少ない安全な治療法です。
リスクと注意点
手術全般に伴うリスクとして、子宮頸部や子宮の感染、子宮頸部狭窄(狭くなること)が挙げられます。また、LEEP後は早産のリスクが高まることがあります。
ラテックスやヨウ素にアレルギーがある方、薬剤に過敏な方は事前に医師へ伝えてください。妊娠中の施術は禁忌です。月経中、子宮頸部炎症、急性骨盤内炎症性疾患がある場合も手術は適さないため、必ず医師と相談してください。
