HELLP症候群とは
HELLPは妊娠中にのみ起こる重篤な合併症で、次の3つの要素から成ります。
- H:赤血球溶血(ヘモリシス)
- E:肝酵素上昇(肝機能低下)
- L:低血小板(血小板数減少)
主な症状は、倦怠感、頭痛、右上腹部痛、吐き気・嘔吐などです。
分娩の方針
血液検査でHELLPが確定したら、妊娠週数に応じて分娩時期を決定します。妊娠34週以降、または症状が安静や薬で制御できない場合は、速やかな分娩が推奨されます。
誘発分娩
従来は緊急帝王切開が主流でしたが、血小板減少による出血リスクがあるため、必ずしも最適とは限りません。妊娠34週以降で子宮頸部が成熟している場合は、陣痛誘発による経腟分娩を選択できることがあります。
